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父である故・桐壺院につづき、愛した女をどんどん亡くしてしまう光源氏。藤壺までが二人の不義の子である東宮の後見を頼み、この世を去った。悲しみに暮れ心の拠所を求め、夜な夜な別の女を抱く光源氏のそばで、紫の上もまた胸の内にひそかに溜めた激しい愛と嫉妬の炎に苦しむのだった
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