内容紹介
源さんをめぐる微妙な三角関係。元ストリッパーの山岸トモヨとシングルマザーの君江は、謎めいた源さんの過去を“研究”しようと考える。そして、そのことに気付く源さん。罪のない親身で慈悲深い人々が、殺し屋(スナイパー)としての己が過去を知りたがっている。俺のことなど知るべきではないというのに……。ついに、この秘境の温泉宿・椿屋から去るべき時が来たのか!?はたして源さんは椿屋に現れた時と同じように、フラリと消えてしまうのか?その結末は……!?ヒューマン巨編、ここに堂々の完結!!
レビュー3
5/52024/03/28 hana
作者は当初は湯けむりの如く沸いて消えてゆく存在を描く予定だったのかも、との閃きがある。しかし源の存在は作者の中で大きくなり、そして荒んでいた自身の魂も浄化したのかも知れない。 孤独な魂に幸あれ。
5/52021/10/14 ヤスミコ
最期まで読んでしまった、悔いなし…!