内容紹介
米軍の猛爆撃で瓦礫の島となったペリリュー島に、草木が再び芽吹き、小動物が姿を現し始めた頃。田丸、吉敷、小杉の3人は、茂る草木に隠れ、必死に食糧を探す日々を過ごしていた。ある日、田丸は米軍の缶詰とともに、地面に残された「伝令」を見つける。そこにあったのは、生き残った日本兵全員の苦境を打破する可能性のある言葉。食糧となる米軍物資を奪取する方法を教えるというものだった。その策は、散り散りになった仲間を救い、反撃へとつながる1歩となるか――!? 「戦場」で生きた若者たち、それぞれが「体験」した真実の記録。
レビュー1
4/52018/08/11 たいらい
原住民を逃した事が欺瞞だったというオチは良いのだけど、そうであるなら、一巻でその場面を描写しておかないと、意味がわからんのでは無いかな。 作者は戦場の美談があまり好きでは無いのは伺いしれるものの。これは、構成として。