女の子が死ぬ話

女の子が死ぬ話

更新ステータス
マンガ
作者
柳本光晴
出版社
小学館
3 (5)

内容紹介

マンガ大賞2017で大賞を受賞した「響」の作者・柳本光晴が贈る、一編の切なくも美しい物語。高校に進学した望月千穂は、まるで少女漫画のヒロインのように美しい瀬戸遥と出会う。遥の幼馴染・和哉とも意気投合し、三人は充実した高校生活を過ごす。しかし、不治の病に侵された遙に残された時間はあまりに短く……


レビュー5

5/52023/11/02 蒲焼き太郎

評価が極端に別れる作品です。余命幾ばくの女の子が死にゆく姿を友達に見せ、その後の呪縛にして欲しくないという気持ちと、それでも寄り添って居たいと考える男の子。かたや余命の事を知らずにその悲報を聞いた女友達。短編ながら死について考えされられる良い作品でした。女の子の心理をどれだけ読み解けるかで作品の評価が大きく変わる作品です。ただ作者主体にならず読者にそこを任せた結果評価に差がありますが、良作です。

5/52020/08/06 hide

この話は死んじゃう女の子と死なない女の子と男の子の3人が軸になってるんだけど、お話の順番が時系列順ではなく少し操作されてて、これがとんでもなく効いてくる。 最初は最終話とその前が逆なら後味も良かったのでは…と思ったけど、この順番だから主人公の願いは叶ってる描写になってるし、何よりすごいのはこれからも生きてく人と死にゆく人の時間の進む体感速度のあまりに違う事を表現できてる。各話構成の妙が光ってる。


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