内容紹介
「母の誕生パーティに、同伴してくれないか」初めて会った商談相手に、突然恋人役を頼まれて、クリーオは耳を疑った。母親の押しつけてくる花嫁候補をかわすためだと彼は言うが、プレイボーイとして有名な富豪バイロンと同伴したい女性ならいくらでもいるはず。なぜあかぬけない秘書の私を…? 結局、バイロンの巧みな説得に負けたクリーオは、不慣れなドレスとハイヒールを身につけ華やかなパーティーに臨んだ。彼の手が触れるたびに感じる胸のざわめきに戸惑いながら。
レビュー1
5/52021/09/15 MINT
この作品のヒーローは王道の俺様傲慢ヒーローではなく、結婚したい、子供欲しい、真実の愛で結ばれる妻が欲しい、と望んでいる素直なヒーローで、その感情の浮き沈みがよく描かれていて、読んでいて微笑ましかったです。 HQあるあるの、愛を知らない、愛なんか要らない、とかカッコつけてるヒーローではないですが、真っ直ぐにヒロインを愛して望んでる所がすごく好感持てました。