華なるもの

華なるもの

更新ステータス
マンガ
作者
西つるみ
掲載誌
onBLUE
出版社
祥伝社
5 (2)

内容紹介

院御所を騒がすは美しい犬。本誌連載時から話題を呼んだ平安愛憎劇、ついに単行本化。「私がすがるなど」時は平安末期。武家の三男と卑しい出自でありながら、権力者たちの寝所を渡り歩き、上皇の寵人となった高前(たかさき)。美しい成り上がり者として畏怖と羨望の視線を集める高前だったが、有力貴族の御曹司・智実(ともざね)からは素直な好意を寄せられ、その余裕を不愉快に感じる。しかしある日、二人の関係が決定的に変わる事件が起こり───。引けぬ意地と激情が絡み合う切なく底深い大人の恋愛劇、“数年後”を描く掌編を描き下ろし。


レビュー2

5/52024/02/20 ニコマム

頑なで、一途で、残酷で、分かち難くて、 思うようにならず、だからこそ一層 悲しいほどに美しいふたりの世界。 この上なく幸せな愛の日々を選ぶことも 出来たはずなのに、と遠い目になってしまう。 切ない余韻が良いです。 珠玉の小品、買って悔いなしです。

5/52023/05/20 きんかじゅー

出世争いや妬み嫉み、恋や裏切り、盛りだくさんの美しくも悲しいお話でした。 主人公も相手や院のことも嫌いにはなれないけど、みんなもっと素直になれたら、少しは幸せになれたのかな。 買って大満足です。


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