内容紹介
「闘いのさなか、アイツは私に言った。「この悪魔め!」あの眼は忘れないわ。きっと前にも増して私を憎んでいるだろうな。私は闇の魔力遣い。骨の国に仇なす者を躊躇なく殺してきた。それが私の正義。敵であるアイツの眼に悪魔と映ったのならばむしろ望むところだわ。………え? ……悲しそう? ………私が? バカバカしい。たとえこれが恋だとしても、私にはもっともっと大切なことがある。もし別の出会い方をしていたら、って思わなくはないけどね。」幼き頃より骨の国に忠誠を誓い、「闇の戦士」として暗躍してきたニキ。そんなニキが恋した相手は、宿敵であるはずの「光の剣士」ツナシ。闘う運命にあるのにもかかわらず、ツナシへの恋心は徐々に大きくなっていく……。文明と文明が衝突する世界で、禁断の恋に落ちた悪の姫。曽田正人が描く、先が読めない恋愛ファンタジー!!
レビュー6
5/52017/03/07 かもにく
ネットで酷評されていましたが、面白かったです。滅びゆく世界も発達した文明も丁寧に描かれているので、王道ファンタジーとして読めます。主人公たちの言い分も、骨の国の言い分も正しいし、永遠のテーマだな。戦う理由ですら先導されていた主人公が、自ら戦う理由を見つけた、その先の変化を早く読みたいのに、ニノ関連が続いて主人公置いてけぼりになってることで少しだれている感じはあります。
5/52017/02/28 (*´ ˘ `)۶
ちょー面白い! ハマる!