折原臨也と

折原臨也と、喝采を

更新ステータス
小説・ライトノベル
作者
成田良悟 ヤスダスズヒト
掲載誌
電撃文庫
出版社
KADOKAWA
0 (0)
¥671 あとで買う

この作品はアプリでのみ閲覧することができます。


内容紹介

「俺は、人間を観察する為に最低限の技術と知識さえあればいいさ」折原臨也という男は、名探偵というわけじゃない。寧ろ、その全く逆の存在だ。あいつは自分の目の前で起こった事を、大抵の事は躊躇い無く受け入れる。目と鼻の先で実の家族が撃ち殺されようが、臨也はその殺人犯に対して笑顔で語りかける。──『今、どんな気分だい?』ってな。だから、折原臨也は倫理的に褒められるような行動はしないし、論理的な推理もしない。目の前で起こった事を淡々と受け入れて、さも『全部自分の予想通りだ』って面をする。あいつは犯人や被害者を追い詰める道化師だ。恨みも怒りも無いのに、ただ、自分の楽しみの為に追い詰めて追い詰めて……そのまま相手が崖から落ちたのを観て笑う嫌なピエロだ。折原臨也は名探偵じゃない。どこまでも強気なピエロで、関わった奴をみんな沼に引きずり込む疫病神だ──。


レビュー

まだレビューはありません


同じシリーズの作品


一緒にこんな本も買われています