内容紹介
「ねえ、お母さん……なぜ、私をいじめるの? なぜ私を産んだの?」 実母に虐待された過去を持つ駆け出し児童福祉司の宮本愛が児童福祉司の現場で見た現実とは!? 裸のまま何日も放置された子供、うるさいからと段ボールに箱詰めされた子供、そして大人の醜い欲望にその身を任せるしかなかった子供たち……! ベテラン人気作家、あまねかずみが渾身でお届けする、社会派ヒューマンコミック!
レビュー1
5/52018/12/02 にゃむゆ
タブー視されて、誰もが目と耳を塞ぎたいような虐待。作者は、その憤りを子どもたちの置かれた過酷な状況に切り込んでいると思う。児童相談所の事なかれ主義ややる気のない職員。熱心で子どもの命を本当に救いたいと活動する職員。本当にあるのでしょう。今も、虐待で苦しむ子どもたちがどこかにいると思うと、胸が苦しい。そのような問題を直視した優れた作品だと思います。