内容紹介
しっかり者の母親の度重なるうっかりミスに違和感を覚えた息子の良介。年末に家族を連れて帰省すると「この方たちだあれ?」と言われ。自分を20代だと信じる母親。認知症の母親を認めない父親。青春時代のオードリー・ヘップバーンに恋焦がれる少女に戻った母親は?コミカルかつシニカル。リアルでありながらどこかロマンチックな「老い」と「家族」の人間ドラマ、第2話。
レビュー3
5/52018/09/24 そーちゃん
気持ちが若くなってるときに姿が若くなるのが可愛らしいし、祖母もそう見えたらいいのに、のおもった。そして、わからないことをいうとき祖母はもっと混乱してるんだろうと思う。読んでるのが辛くなるときもある。孫がじわっと泣くところで泣けた。 いとおしい家族だ。
5/52018/09/22 ささみ
数日前、認知症だった祖母が他界したばかり。おばあちゃんにも当然、若かった時があって、こんな風に恋したりはしゃいだりしていたのかな…と思うと切なくなりました。認知症でも何でも、話せるうちにたくさん話しておけばよかった。この作品の主人公は戸惑いながらもちゃんと向き合おうとしていて素敵です。