内容紹介
子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。親は我が子の成長を喜ぶ一方で、育てる難しさを感じ、一つの疑問とともに佐山クリニックを訪れる。――この子は発達障害ではないか? 相当な不安と覚悟を持つ親に児童精神科医が掛けるべき言葉とは何か。そして、謎に包まれていた佐山の過去が徐々に明かされる。“告知”と向き合う家族を描いた「療育」編、私立小学校を受験する幼児の心の叫びを描いた「お受験」編ほかを収録。児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!! 「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
レビュー9
5/52023/02/03 うえこ
小さな頃からゆっくり成長の高校生の息子。いまだに毎朝、玄関でいってらっしゃいと見送るたびに思う。どうか、この子が今日一日、誰にも傷つけられませんように。笑顔で帰ってきますようにと。素晴らしい作品をありがとう。
3/52023/01/24 なずな
最近子どもの非行と発達障がいを絡めた話が多いけど、そればかりではない。非行の子に発達障がいの診断がでたと発達障がい児だから非行にはしるは違うから、これらの本を読んで勘違いする人がいなければいいなって思う。