内容紹介
伯爵令嬢のシャーロットは、歳のわりにおっとりとしていて甘えん坊な性格。そのせいか、19歳となり社交界デビューをはたした今なお、恋人ができたためしがない。すこし良い雰囲気になって距離を詰め始めると、どの殿方もことごとくシャーロットのもとから去って行ってしまうのだ。自分の何が悪いのか、と嘆き悲しむシャーロットを哀れんだ兄がシャーロットに紹介したのは、幼い頃からの兄の友人であるロイ。いまだ独身のロイはシャーロットにちょうどよいのではないか、という兄の提案に乗り気のロイから求婚され、シャーロットは胸をときめかせる。というのも、実はロイはシャーロットにとっては初恋の相手。たとえお情けだとしても初恋のロイと結婚できるだけで幸せだ。そう思っていたシャーロットだが、実はロイには忘れられない相手がいて、そのため25歳まで独身を貫いてきたのだと知り……。
レビュー1
5/52025/04/24 まそら
短めのお話で、途中でオチがわかってしまったけど、そのぶん安心して読めました。 ヒロインが、ヒステリックに大暴れする気持ちもよくわかる。 兄ちゃんが悪い! 物足りない人もいるかもしれませんが、意地悪な人がいっぱい出てきてヒロインが辛い目にあう物語に疲れた人にはおすすめです。