内容紹介
戴冠式を終えロニーノ王国の王妃となったジョジュは、エミリオンに旅行に誘われる。初めての遠出で距離が縮まり、美しい湖畔で甘い時間を過ごした二人。だが国境付近で祖国ドルマンの貧しい民を見かけ、ジョジュは心を痛める。エミリオンを支えロニーノを豊かにしたいと改めて決意したジョジュは、城に戻り貧しい地区への学校の設立に着手する。しかし妨害が発生。犯罪の隠れ蓑であった地区への手出しを嫌う勢力によるものだ。しかも彼らと結託し、計画の中止と王家の失脚をもくろむ内通者が城内にいるようで――。○ジョジュ ドルマン王国第一王女。将来女王となるべく学んできた。王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。○エミリオン 前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。
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