内容紹介
大学女子バレーボール部に所属する西条つかさは、チームメイトから頼られる主将として、人一倍練習に励んでいた。しかし、自分を追い込み続けるうち、体調に異変を感じ始める。ひだまりクリニックを訪れた彼女に、弱井は「オーバートレーニング症候群」の可能性を伝える。練習量の軽減と休養を勧められたつかさは、激しい拒否反応を見せ…。復帰を焦る中、現れる「イップス」の症状。弱井は、臨床心理士やアスレティック・トレーナーとともにつかさを多角的に支えることを試みる。「トップアスリートだからといって、彼らが特別強いメンタルを持っていると思うのは大きな間違いです」 精神的にタフだと思われがちな競技者の等身大の心を解き明かす「アスリートとメンタル」編、完全収録!!
レビュー8
5/52025/03/22 だいてぃ
私も中学のとき、こんなにすごいアスリートではなかったけれど部活のバレーボールでイップスになった。 今ほどこの症状が一般的に広まってはいなかった「THE根性論」世代。 ただ真面目にしていないと思われ顧問からもチームメイトからも責められてすごく辛かった… あの頃の私のような思いをする選手がいなくなりますように。 こんな考えとロジックが広まりますように。
5/52025/02/18 あすか
20代は感情を司る脳の機能が成熟し切っていない、というの、すごく勉強になりました! 職場の若い職員が口ごたえとかしてしまうのも、そのせいか〜と思うと自分自身が楽になりますね。 知識は役にたつなと改めて思えました。