内容紹介
弱井のもとでパニック症を治療する雑誌編集者・北野薫子は症状も落ち着き、仕事に邁進していた。そんな中、児童福祉の取材で、弱井の元婚約者・陽美も身を寄せていた自立援助ホームを訪れる。ホーム長・野間が温かく見守る中で和やかに暮らす子どもたちに触れ、心のざわつきを感じ始める薫子。とうとう17歳の少女・早咲と衝突してしまい…。幼い頃に受けた心の傷と向き合うことになった薫子に、弱井は今こそ「再生のはじまり」のときだと伝える。「あなたは自分自身を育て直す力をちゃんと持っているんですよ」 日本で最も多い虐待「心理的虐待」に苦しんできたアダルトチルドレンの葛藤を弱井が優しく受け止める。家(ホーム)とは、家族とは何かを問いかける、「光の海、再生の家」編、完全収録!!
レビュー5
5/52025/05/25 にゃーす
いい歳を重ねた大人ですが 毎回色々な事を考えさせられる とてもいい作品だと思います。 こんなに大人になってもストレスは減らないし 減らし方もわからない… でもよわい先生の言葉を読みながら自分に当てはめたりして考える事はできるので 今ある幸せを大事にしていきたいと思っています。
5/52025/05/24 ごねる
児童養護施設で働いているので、とても勉強になりました。 社会的養護を受けた子どもが、もがきながらも自己を確立し、それが少しでも諦めや妥協や否定感の少ないものになる手伝いができるこの仕事を誇りに思いました。