内容紹介
生者と死者。断絶した世界のふたりが、手を伸ばし合う。切なくて怖くて愛おしくて、心がぐちゃぐちゃにされて、でも読まずにいられない…。唯一無二のホラーラブストーリー、二人の恋の結末へ。ついに、優里の誕生日がやってきた。その夜、加々智町中の全ての戸が叩かれ、町中の人が嵐によってとじこめられた。優里は助かるために、青野くんを殺すように 言われるが、どうしても殺すことができず、胸に包丁をつきたてられてしまう。現実の優里の心臓もついに止まってしまい、見守ってきたみんなも途方にくれるが、優里の言い残した言葉がヒントになり……。最終章応援リレー企画として、アフタヌーン本誌に掲載された「加々智美術館」を掲載。多彩な作家陣の描く優里ちゃんと青野くんを完全収録。参加ゲスト:藤本タツキ、清原鉱、桑原太矩、野田彩子、宮崎夏次系、押見修造、ゴトウユキコ、高松美咲、山本白湯、山口つばさ、関戸貴美子、つるまいかだ、幸村誠、竹良実(掲載順)
レビュー144
5/52026/04/11 2トン
人の死に、久々に触れました。残された側の世界は悲しみで満ちているのに、世界は変わらず回り、取り残されたような不思議な感覚。私はこんなに、ドロドロの形容し難い感情に囚われているのに、街ゆく人はそれを知らない。亡くなった人がいる事も知らない。そして私も、他の人が抱えているものを知らない。それなのにお腹は空くし寝て起きて、体は勝手に生きていこうとする。薄情かもしれない。飲み込むのがつらい。すごい作品。
5/52026/04/09 まろろん
一気読みしました。 胸がギューっとなって苦しいです。なんと言っていいかわからない、しばらく頭から離れないと思います。 購入して良かったです。 切ない、幸せになって欲しい。