LINEマンガ編集長・
中野からの総評
第1回に続き第2回も応募数がとてつもなく、応募者の皆様の作品にかける思いに圧倒されました! マンガアプリの普及に伴い、さらに気軽にマンガが読めるようになった今だからこそ、読者を引きつける才能を編集部一同で吟味して受賞作品を選出させて頂きました。受賞された方々には、マンガの力を信じ、読者の日常や人生に「何かしら」の影響を与える作品を手掛けるべく邁進してほしいです!
第1回に続き第2回も応募数がとてつもなく、応募者の皆様の作品にかける思いに圧倒されました! マンガアプリの普及に伴い、さらに気軽にマンガが読めるようになった今だからこそ、読者を引きつける才能を編集部一同で吟味して受賞作品を選出させて頂きました。受賞された方々には、マンガの力を信じ、読者の日常や人生に「何かしら」の影響を与える作品を手掛けるべく邁進してほしいです!
賞金300万円 + LINEマンガ連載権 +
単行本3巻まで確約 + マンガ制作機材
青見 座布団
「そのまんまのその人を精いっぱい愛するんよ」ママは僕が5歳の時に死んだ。一つの約束を残して── 僕は運命の人に出会った。名前は猪本サキちゃん。可愛くて優しくて笑顔が大大大好きだ!だから「整形したい」だなんて言わないで。この先何があっても、何としてでも、絶対に僕が“そのまんまのサキちゃん”を幸せにする!
「面白い!」この一言につきます。生まれながらの「見た目の違い」や「美醜の捉え方の違い」を、独自の目線で描いていて、強い作家性を感じます。先の読めない展開とラストへの盛り上げ方に加え、非常に高い画力と大胆な演出に圧倒されました。次作ではどんな物語を描かれるのか、一編集としても非常に楽しみです!
絶対に大賞が欲しい!と意気込んで応募したものの、自分の作品を選んでいただけるとはやはり思えず、結果のご連絡を受けた時は気持ちが“無”でした。改めて今、とても嬉しいです。連載権を獲得できたからには、人に楽しみにしてもらえるマンガを目指し、作ります! この度は本当に、ありがとうございます!
賞金100万円 + マンガ制作機材
明生 チナミ
「家でナショジオ観てる方が100倍有意義だ」人生初の彼氏に裏切られ独身人生を謳歌していくのだと決心した牧村幸恵(27)は、ひょんなことから恋愛禁止シェアハウスへ住むことに! そこにはそれぞれの恋愛観を持った住人たちが居て──?
身近で繊細な「恋愛」をテーマとして丁寧に取り扱いつつ、随所に散りばめられたコメディ要素とのバランスが心地よかったです。また推進力のあるストーリー展開や、表情等で各キャラクターを魅せる力も素晴らしかったです。「物語の最後には、主人公が自分なりの幸せを見つけてくれるといいな」と応援したくなりました。
この度は素晴らしい賞をありがとうございます。学生の時に初対面の美男美女カップルを「ふぅー! もっ、お似合いかよぉ!」といじってガン無視されてからというもの(当然)主人公幸恵とは別のベクトルで独身をこじらせていますが…。結婚しなくても生きていけるこのご時世、色んな恋愛観を皆さまと共有していきたいです。
最優秀賞は、「恋愛」部門のみの選出です。
賞金50万円
山﨑 ヨウ
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能な女子高生・常雨今日子。みんなは今日子ちゃんのことを完璧だって言うけれど、幼馴染の僕・守傘大吉だけは知っている。実は今日子ちゃんが、とんでもないおっちょこちょいだってこと──。
幼馴染の女の子のために男の子が奮闘するラブコメですが、大吉少年のナナメ上のアクロバティックな活躍に驚かされること必至! しっかりした作画でバカバカしいことを全力でやってくれるのが爽快でした。地力の高さを感じるので、さらに腕を磨いて、たくさんの作品を発信していって欲しいなと思います!
この度は優秀賞に選んでいただきありがとうございました。多くの人に支えられながら、漫画海を旅していたら何やら島が見えてきました。努力の方向は正しかったと嬉しく思っています。たどり着いた先に何が待っているのか、気を引き締め、楽しみながら漫画を描いて行こうと思います。これからもよろしくお願いいたします。
優秀賞は、「青春」部門のみの選出です。
賞金30万円
綾瀬 のあ
成績優秀だが友達がいない咲笑は毎日退屈でいた。ある日、クラスの人気者の新に勉強を教えてくれと頼まれ、その日から二人の距離は縮まっていくが…。
正統派少女漫画と思いきや、まさかこんな展開になるなんて…! 後半の見開きは、はじめて読んだ時に衝撃的すぎて思わず笑ってしまいました。是非その感性を大事にして、読者さんへ思いを届けて欲しいです。これからもたくさん作品を発表して連載作家への道のりを進んで欲しいなと思います!
この度はインディーズ賞に選出していただきありがとうございます。
連絡が来た時はびっくりしました。嬉しいです。
これからも頑張って描いていこうと思います。
賞金30万円
御前 れいじ
高校2年生のケイは、森へ入った。入っては危ないと有名な森だった。でも、彼女は行った。”神様”に会う為に。”かどわかし”て、連れて行って貰う為に──…。
「閉塞感」や「虚無感」そして「孤独」…いわゆる人間の薄暗い感情を鮮やかに描写している点も素敵でした。また、それらを爽やかな絵のタッチで表現するというギャップにも魅せられました。これからも自身の作家性を活かした作品づくりをおこなって欲しい、と期待しています。
インディーズの活動では、いつも読者様が優しい言葉をかけてくれました。だから、このような形で結果を残すことができて嬉しいです。この度は選出していただき、ありがとうございました!
賞金10万円
みこと咲
日高 あおは
MÂ10