夜見の国から~残虐村綺譚~

夜見の国から~残虐村綺譚~

更新ステータス
毎日無料
作者
池辺かつみ
掲載誌
漫画ゴラク
出版社
日本文芸社

6,173


内容紹介

別冊漫画ゴラクに連載されていた、漫画ゴラクらしくない残酷劇画『夜見の国から~残虐村綺譚~』。この物語のモデルは言うまでもなく、太平洋戦争中に岡山県の山間部の集落で起こった「津山事件」である。約2時間半で33人を殺した都井睦雄こそが本作の主人公・都居睦男であるということは、その名前を見ても明らかだ。この漫画、前半はネチネチとした集落の因習、ただれた人間関係をこれでもかとばかりに丁寧に描く。その間の村の者の睦男に対するイジメが最悪。心まで蝕まれていく睦男。いや、もしかしたら始めから心は…。まるで殺戮の舞台装置を作るかのように緻密に、執拗に動機を構築し、そして終盤からの殺戮が始まる。百数十頁にも及ぶ大殺戮シーンは容赦がない。血も涙もない…いや、血と脳漿と怒りが炸裂するラストに、読む者は度肝を抜かれるだろう。


コメント 32

2024/04/13 塩加減

多く作品化されてる歴史的犯罪ですが、やっぱり作家さんによって主人公の印象が違いますね こういう劇画調で独特のモノローグは凄味があるなぁ ちなみに自分は、先のかたもコメントなさってる山岸涼子先生の漫画がこの事件への興味の入り口でした

2023/12/19 YAMATORO

津山事件かぁ


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