内容紹介
希望、期待、焦燥、苛立ち、妬み...。激化する中学受験を舞台に親子の葛藤を描くセミフィクション。自分がかつて諦めた中学受験を、一人娘の綾佳に挑戦させることにした真澄。小学4年生から中学受験用の塾に通わせるものの、綾佳の成績は伸び悩むようになり、目指していたクラスに上がれないまま受験生最後の年を迎えることに。そんな中、同じ塾に通っていて、綾佳より下のクラスにいたまりんが同じクラスにあがってくる。純粋なまりんとその母親のかなえに段々焦りと苛立ちを覚える真澄は、中学受験を諦めた自分と綾佳を重ねてしまい、綾佳に強くあたるようになってしまう。一方、同じ塾に通う成績優秀な優也の母・潤子は、夫が自分の出身校に入れることにこだわっていることに疑問を感じながらも、自身も学歴コンプレックスがあり、息子を守り切れないでいる。我が子を信じ、子供の勉強に伴走していたはずが、己のトラウマやコンプレックスとの闘いにまで発展していく中学受験。母親たちの葛藤と、それを乗り越えるまでを描いたセミフィクション。【解説】吉田たかよし(医学博士・心療内科医師) 著書『「受験うつ」どう克服し、合格をつかむか』など【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
コメント 80
私、一応私立中学いったんだけど、専願入試で行ったから中学受験がこんなに大変て知らなかった 地元の荒れ具合を心配した親と先生にのせられて流れるように受験したから、自力だったし (もちろん、レベルの高い私立ではなく地元よりマシ的な感じ) そして私立中学でいじめにあったので、私立でも安心というわけでもないしなぁと…思ってしまう
うちは子どもが英語に苦手意識があって、英語の試験受けたくないから中学受験したい!って自ら言って、今頑張っているよ。 塾も5塾、入塾テスト、面談、体験授業に行って、本人が通いたいって言う塾に決めたよ。 電車通塾になるから送迎する私としては他塾の方が良かったんだけど子どもが選んだから仕方ない。