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錯綜する情報、混乱する指揮系統、寸断される部隊――。国民軍による『ヴィオロンの溜息』作戦は図に当たり、ソルグレン駐留のドラグノフ軍は名状しがたい渾沌に呑まれていた。完全な市街戦にまで発展した『バルシア動乱』の兵火は、だが無論、一方のみの血を燃料(あぶら)とするはずもなく……!?
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