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忘れない。想い出にしない。君が、何者でも。 父の命により、高等学校卒業後に廃旅館で一定期間生活をすることとなっている寺田家。三男の端之介も端之介もそこへ赴くことになるが、その際に二つのことを父から言付かる。一つは、日記を書くこと。そしてもう一つは…。今は昔のあやかし奇譚。
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