内容紹介
銀座の老舗レストラン「えびす亭」は今日も大忙し。その厨房で見習いとして働いている新太呂は、“勉強のため”チーフの作ったドレッシングをなめてみる。ところが、チーフの作ったドレッシングの味が先代の名料理人・次郎吉じいちゃんの作ったものと全然違うものだった!「えびす亭」伝統の味が守られていないことに不安になった新太呂は、さっそく現在の店主・富三郎に相談してみる。実は富三郎自身も、「えびす亭」の味が最近変わっていることに気付いていたのだ。そこで富三郎はチーフに「えびす亭」伝統の味を尊重するように話してみるのだが、チーフは「客が満足すりゃ…伝統の味とか…関係ないでしょ!」と言い放つ。料理人としてのプライドを傷つけられたチーフは、その場で「えびす亭」を辞め、去っていってしまう!辞めたチーフの代わりとなる料理人がすぐに見つかるはずもなく、富三郎を始め「えびす亭」のメンバー全員が途方に暮れてしまう。創業百年の老舗レストラン「えびす亭」は初めての臨時休業に追い込まれてしまうのか!!
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