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北山の春。光源氏は満開の桜の下で可憐な美少女に出会った。名は若紫。後の紫の上の幼き姿である。若紫に藤壷の面影をみた光源氏は少女を理想の女性に育てることにする。翌年藤壷女御、皇子を出産。帝を欺く禁断の愛の結晶。罪の意識におののく源氏に夢占は3人の子の栄耀栄華とひとつの不吉な予言を告げた。2月、南殿左近の桜の宴。源氏は朧月夜の君に巡り会う。
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