内容紹介
日照り続きで、給水制限中の街。酷暑にあてられて意識を失った川村千波(かわむら・ちなみ)は、豊かな水にあふれる村で、少年と老人に出会う夢を見る。祖母に夢の話を聞かせた千波は、意外な言葉を聞く。「それ……ばあちゃんの昔の家じゃないかねぇ」また行きたい──そう願った千波が目を覚ましたのは、夢だと思っていたあの村。そして再会した少年・スミオから、この村では雨が降り止まないことを知らされる。『蟲師』漆原友紀が描く、人々の想いと忘れえぬ記憶の物語。
レビュー4
5/52025/01/21 MKK
この世界観はほんとすごいと思う。 懐かしい日本の村の景色とか、変化していくものや失われていくものの切なさとか、親にとっての子どもの大切さとか、すごい色んなものが詰まってる。
5/52023/10/18 とまと
毎年夏が来ると読みたくなる。一度読んだら心のどこかに思い出みたいに残り続ける、そんな作品。大好きです。