内容紹介
◆中村明日美子推薦!「尖ってつっけんどんで痛々しい。臆病で繊細であたたかくてやさしい。それが吉田さんの漫画(ことば)。」――男が嫌いだ、心の底から。◆男が嫌い。家族が憎い。自分自身を傷つけたい。でも心の底では、愛したいと願っている。この物語は、古い花街で風俗店の店長として生きる女・百花の傷と恢復の軌跡である。男に身体を犯され、性の対象とされることに憎悪を抱く彼女は、男を男に売ることに歪んだ悦びを覚えている。女三代を絡めとる深い業に、終わりはあるのか。画面を埋め尽くすモノローグと、執拗に繰り返される強迫的な会話――マンガ界の異端児・ルネッサンス吉田が過剰な言葉をもって描き出す、絶望とロマンス、そして救済のすべて。
レビュー2
5/52018/10/19 ぴすた
内容が好きです。精神世界を現実に置き換え、絵と言葉で表現する葛藤と、内面的不安要素を抱えながら性別が『女』だからこそ生きる事の辛さを出している作品。 正直、作者の咆哮を聴いているような漫画でしたね。 多少無駄な線が気になるけど、自分は好きです。
5/52017/07/22 さかさぬとら
精神面の描写がリアル 絵柄もすき