内容紹介
物の怪が跋扈する都の貸し物屋、登花楼に持ち込まれる次の依頼とは?登花楼の主・桃花と武闘派・青葉、ふたりの過去が明らかになる。登花楼で正式に働き始めた伊織は、物の怪の依頼をこなし、月白の面倒を見る毎日。孤独な桃花が示す親愛の情を、素直に受け止められずにいた。物の怪達の祭りの日、桃花が見台を抜け出してしまう。その上、入れるはずのない人間の少年とはしゃいでいた。だが桃花至上主義の菖蒲が身分違いの親交を許すはずもない。さらに祭り囃子に紛れて、桃花を狙った陰謀が進んでいた。伊織も否応なく巻き込まれていくが……。
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