内容紹介
江戸時代に隆盛を極めた日本独自の数学「和算」。和算家の父に育てられた主人公・米倉律は、ひょんな事から知り合った南町奉行所同心で飄々とした中年男・深井転とともに江戸で起こる難事件を次々に解決していく。しかし、律の心はいつも失踪してしまった父・円(まどか)を追い求めていた。その父の消息として、「正負物差し」という父が作った謎の道具を手にした律だが、何に使うのか、どう使うのか、皆目わからない。だが、海の向こうからこの「正負物差し」に惹かれて、「禍神」(まがつかみ)なる怪人がやって来た。その目的は……? ついに完結! 和算ミステリードラマ。
レビュー1
3/52022/08/18 mii
2巻までは「江戸人情モノ」×「和算」という感じの世界観で読めてましたが、終盤は大きく雰囲気変わりましたね。 主人公の少女が命を狙われ、下手すると日本が滅ぶような事態になったり…打ち切り漫画を無理やりテコ入れしたような違和感がありました。 話は最初から面白く読めてたけど、雰囲気は統一してほしかったなぁ…とちょっと減点。