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ここは五番街。看板のないアンティーク店に住むのは、“白やぎさん”こと白山洋子。主食は手紙。託の目の前で倒れてしまった白やぎ。黒やぎいわく、白やぎはもうすぐすべての記憶を失うという。「白やぎさんに忘れられる」そのことに動揺を隠せない託が、最後に下した決断とは――?
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