内容紹介
高度な知能を持った鳥達が人間を駆逐し、地球の支配者になった! だが、地球上の進化の歪みを正すべく生まれた鳥人社会も、決して理想の世界ではなく、やがて人間と同様の歴史を歩み始める。退廃していく鳥人社会の行く末は……!? 「SFマガジン」に連載され、海外からも反響のあった問題作! <手塚治虫漫画全集収録巻数>『鳥人大系』(手塚治虫漫画全集MT94~95『鳥人大系』第1~2巻収録)/『SFファンシーフリー』シリーズ(手塚治虫漫画全集MT80『SFファンシーフリー』収録)/『ドオベルマン』(手塚治虫漫画全集MT80『SFファンシーフリー』収録)/『熟れた星』(手塚治虫漫画全集MT321『大地の顔役バギ』収録) <初出掲載>『鳥人大系』1971年3月号~1975年2月号 SFマガジン連載/『SFファンシーフリー』シリーズSFマガジン掲載 「炎症」1963年5月号/「うしろの正面」1963年4月号/「そこに指が」1963年6月号/「一寸の虫」1963年11月号/「24時間まえの男」1964年3月号/「ゼンソクの男」1963年2月号/「緑の果て」1963年7~9月号/「七日目」 1963年10月号/「ガリバー旅行記」1963年12月号・1964年2月号 /『ドオベルマン』1970年2月号 SFマガジン掲載/『熟れた星』1971年2月号 SFマガジン掲載
レビュー1
猿の惑星が好きな人には間違いなく刺さる作品。アトムや火の鳥のようなランドマーク的なキャラクターはいないが、個人的にはかなり好き。 人による社会があっけなく滅び、新しい覇者“鳥類”が独自の文明を築き、一歩ずつ破滅に向かうさまがシンプルなコマ割りで描かれている。 鳥の世界は鳥ならではの生活や価値観があるが、小賢しくなりすぎて愚かな選択をするところは不思議と人間っぽさがある。 面白いから読んで。