内容紹介
自分はゲイなのか──。悩んだ末、大学受験に失敗してしまった四條健。代議士の父と弁護士の母に冷たく叱責され、衝動的に街へと飛び出した健は、そこである一組の親子に出会い、甘く淫らに慰められた。父の知り合いだという紳士の名は後藤征爾。そして、その息子、耀介。「性癖は個性だ」と征爾に励まされ、傷ついていた健は坂道を転げ落ちるように彼らに溺れていった。──それが、まさか、老獪な罠だとは夢にも思わずに。無垢な魂が喰らい尽くされる、背徳のセンシュアルサスペンス。
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