内容紹介
お金もない、家もない――。東京の路上でよりそうそうに暮らす拓巳、智、和宏、真朝たち。タイトロープな毎日に青春を重ね合わせる彼らの見つめる先には何が!? 教会の孤児院育ちで自称神父様の智、手先が器用で盗みを得意としている拓巳、モデルガンをいつも肌身離さず持ち歩いている自殺志願者の和宏、毎日のように女の子と遊び歩いている真朝。何の共通点もない4人がなぜ一緒にいるのか。また、なぜ路上生活をしているのかは謎。雪の降るとても寒いある朝、拓巳が目を覚さますと和宏が高熱を出していた。智が薬を買いに行くと言って出かけていったが帰ってこなくなってしまい、一方熱で倒れている和宏は昔のある出来事を思い出していた――。
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