内容紹介
火の国(カリエンテ王国)と氷の国(パーゴス王国)。このふたつの国は王族の体温によって国の温度が決まる。過去は同盟国であり、お互いの国の王族が結婚して子供を産むことで気温も安定していた。しかし当時のパーゴス王国の王子が駆け落ちをしてしまいカリエンテ王国は激怒。しばらく交流がなかった。すると、カリエンテ王国の王族は体温も上昇し、気温が上がり雨も降らず作物が育たない状態に。国民は暑がって倒れる人も続出。パーゴス王国の王族は体温が下がり、国も冷えて国民は寒さに震えている。お互いの国は歩み寄りカリエンテ王国の王子とパーゴス王国の王女は結婚することに。しかし、1年の間に子を産まなければ国に返されるという契約だった。不安でたまらないパーゴス王国の王女は気温が高くてぐわい悪い中、カリエンテ王国に王子と初夜を迎える。「俺はお前の国を恨んでいる。愛だの恋だのは必要ない。一刻もはやく子供を産め」と言われ…
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