内容紹介
小池との血ダルマの激戦を制し、堀口は第1回拳闘選手権の王者となった。しかし渡辺の勢力を削ごうとした全日本拳闘連盟は、渡辺を除名、堀口のタイトルを剥奪する。渡辺も大日本拳闘連盟を結成して対抗するが、渡辺が笹崎という新人に入れ込み始めたことで、トレーナーの岡本が堀口を連れて独立する事態となった。醜い利権争いを避けて、岡本と堀口はハワイへ。堀口は反日感情がある中で、KO勝ちと引き分けを続け、東洋フェザー級王者・グスマンと対戦。勝ちを収めて東洋チャンピオンとなった。世界を狙う機は熟したかと思われたのだが、太平洋戦争勃発。パンチドランク症状、科学的ボクシング・白井の台頭…。堀口の悲劇は不可逆的に迫っていた。
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