内容紹介
長崎、丸山遊郭。そこは日本で唯一、異国の客を相手にする女郎屋が軒を連ねていた。丸山遊郭の名店<銀波楼(ぎんぱろう)>で生まれ育ち、下働きをする阿蘭(おらん)は幼いころから頭に鉢をかぶせられ、顔を隠すことを強いられていた。それは、阿蘭の顔を見た者に災厄が訪れるためだというが……。
レビュー1
5/52021/06/01 ただおき
一気に3巻まで読んでしまいました。 やっぱり面白い。ハラハラドキドキする展開に目が離せなくなりました。 罰かぶりと呼ばれ頭に鉢をかぶる阿蘭の物語とは別に、丸山遊郭に関わる色々な人の人生が描かれていて、見てて辛くなるようなこともあれば感動することもあったり憎たらしいこともあったり、それがまた面白い。 個人的には2巻で泣きました。