内容紹介
優しい夫とかわいいふたりの子供、親子4人何不自由なく暮らしていた平凡な家庭の主婦が、ガンに侵された年下の男の元に走ったのは、一体何故なのか。現代社会で“人間として”生きることの意味を、女と男の関係を軸に描いた表題作他、長編2本を収録。 【同時収録】暗い淵/花鬼 はなおに
レビュー3
5/52024/10/22 こまき
この方の作品、たくさん読みました 重い設定のものが多かったように記憶していますが、読後感が残るものでした 長編も読み応えがあり、最終回まで勢いを失わず、魅力的な作品が多かったです 「花の庭」、タイトルからして文芸作品風ですが、叙情的でとても好きです 何度もページを戻して泣きました 人に深みがあります 今の20代、30代にはいなそう… 長く読み継がれる作品って、結局、昭和のものばかりですね
5/52024/01/15 漫画婆
確かにとんでもない親の話なんだけど、主人公のひたむきさに胸を打たれます。 子供の事、自分のこれからの人生を考えたらこの選択は簡単ではない。最後の娘の言葉が沁みますね。 絵が綺麗で、構成が見事で読みやすい。 大好きな作家さんでした。残念ですが、たくさんの作品をありがとうございました、と言いたいです。