内容紹介
“世界の超一流”を日本人に見せ、“日本のバレエ”を世界に認めさせた男――。知られざるバレエ界の偉人・佐々木忠次の華麗なる生涯を描いた、桜沢エリカの『スタアの時代 外伝』。日本で初めてミラノ・スカラ座を招聘し、世界の名門オペラハウスに自らのバレエ団を率いて乗り込むなど、数々の偉業を成し遂げた伝説のインプレサリオ(興行師)とはどのような人物だったのか。作者の熱い思いがほとばしる傑作です。
レビュー1
5/52022/01/01 ももりん
読後涙が止まりませんでした。東京バレエ団のジゼルを観たことがあるのですが、完璧に揃った美しい群舞シーンで催眠術にかかったようになってしまい、気付いたら周囲もコール・ドに拍手していました。日本にいながら素晴らしいバレエが観られるのは、芸術を愛するインプレサリオのお陰ですね。感謝です……