内容紹介
――このつらい前世の記憶を残してまで、君は何を望んでいた? ――前世も今世も私の望みは一つだけ。あなたを愛し、愛され、共に幸せになりたい! 伯爵令嬢のカンナはある日、前世の恐ろしい記憶を思い出す。あまりの罪の意識から何年も自分の殻に閉じこもり、社交界デビューも断り続け「結婚もしない。修道院で一生を終えたい」と周囲に話しては心配されていた。私は恋などしてはならない。愛される資格はない…。ある日、2つ下の幼馴染であるウィリアムの社交界デビューのパートナーとして自分もデビューしなければならなくなる。ウィリアムの立場をつぶす訳にもいかず、舞踏会に出るが…。不思議な声の導き、再開した幼馴染のウィリアムの優しさに触れ、かたくなったカンナの心の殻は徐々に溶け始める。果たして、前世で犯した罪とは…。「小説家になろう」で人気の作家・三沢ケイが描く、殻に閉じこもった一人の少女の生死を超えた愛と心の成長の物語。『前世の罪と今世の罰』
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