内容紹介
アレシュの情熱に堕ちてしまったエステルだが、未だに自分のような年増を王が本気で愛しているとは信じられない。王宮での暮らしの中で、王を理解する人々に接しながら、やがてエステルの気持ちは王へと傾いていく。そんなある日、エステルは王宮図書室で偶然にもかつての婚約者オルクと再会。もし、あの時、無理矢理にでもこの人についていけば……。つい口をついてしまった恨み言にオルクがエステルに告げた。アレシュ王を愛しているのなら、その想いに忠実であるべきだ、と。愛してる? 私が? 王を? エステルの揺れる気持ち。そして手にした本に秘められた王の物語とは……?
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