内容紹介
鳴鶏(メイケイ)という鳥がいる。希少種である。彼らは羊や山羊のように「メエ」と鳴く。この「メエ」は朝一番の「メエ」だけ具現化する。そして高級食材として珍重されている。――「鳴鶏」塔山町には“顔が本の猫”がいる。文字通り彼らの顔は本である。私は子どもの頃、顔が本の猫に手を食べられてしまった。私は遙か彼方に右手の存在を感覚する。――「顔が本の猫」蜃気楼のようだが既知の者にとっては確かだと思しき宮殿がある。宮殿には“まだ誰にも見られたことのない夢”がありその夢は本に記されている。そこへひとりの人間が迷い込んだ。――「W宮殿」漫画31頁・全44頁
レビュー1
5/52023/12/23 mangasuki
不思議な世界!面白いです