内容紹介
図書室に篭もる本の虫ひびきと、快活で友達も多いなる。正反対な彼女たちは、放課後に図書館で二人の時間を過ごすのが日課。しかし運動のできるなるを縛ってはいけないと、ひびきは運動部への入部を勧めることに。それを聞いたなるは「一緒にいられる時間が惜しい。だってひびきのこと好きだしっ」と流れで告白してしまうのだが…… 表題作「きみのために世界はある」を含む6編を収録。瑞々しい女性の感情を丁寧に描き出す、『欠けた月とドーナッツ』の著者が贈る珠玉の百合短編集。
レビュー2
5/52021/10/16 クロックムッシュ
立ち読みだけ読んだのですが、その展開は萌えますね………ふふっ おっとすみません
5/52021/01/02 iku
立ち読み部分だけだと、ありきたりな展開を予想しちゃいますが、図書室のヌシこと小山ちゃんがとても素敵な助言で2人の仲を進展させるんです。買って読んで欲しい! 他のお話もどれも素敵なものばかり。特に好きなのは、カッコイイを周囲から期待されてる女の子が実はかわいくって、かわいい大好きな女の子が実は性格イケメンっていう、吉井さんと戸田さんのエピソード。