内容紹介
「先生。オレは今、あなたを落とすと決めました――」名門男子校の新任教師・陽菜(はるな)は、ひょんなことから、教え子のひとりである藍 由鷹(あい・よしたか)からアプローチを受け始める。ひたむきでまっすぐな由鷹の想いに揺らぎそうになる陽菜だったが、『教師と生徒』という関係や『15歳の年齢差』という理由もあり、由鷹のためにも彼の想いを拒絶する。そのまま時が過ぎ、やがて由鷹の卒業式の日。無事に式を終え、『恩師と生徒』として、校門で別れの会話を交わす二人。そして、門の外に足を踏み出した由鷹が陽菜に伝える。「今この瞬間、オレはあなたの生徒じゃなくなりましたね」「二度と『先生』なんて呼ばない。オレは、あなたにずっと恋してる男だ――」『教師と生徒』という絶対タブーな関係がなくなったとき、陽菜は――?
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