内容紹介
夏子の仇敵・中須賀から夏子の暗殺を命じられた朝熊。しかし、夏子は自分が惚れた女…朝熊は指令を果たせぬまま今日に至っていた…。一方、中須賀は隠然たる力を背景に、ついに選挙で当選して政界入りを果たし、運輸大臣となった。そんな中須賀に憎しみを燃やす女は夏子だけではなかった。かつて夏子の世話をし、父を中須賀の手で殺された駒子もまた、中須賀の命を密かに狙うのだった。夏子も、さらに強大になった敵・中須賀へ復讐心を燃やし、その機会をうかがっていた。戦時中は戦闘機の整備士だった小川が極秘に隠した亡き夫のゼロ戦の隠し場所を求めて、鹿児島へと向かった夏子。だが、強大な権力を手にした中須賀の追っ手が、夏子に忍び寄っていた!! 戦中と戦後の混乱を生き抜いたひとりの女の復讐と義侠心の壮絶な物語、第4巻(全6巻)!
レビュー
まだレビューはありません