内容紹介
レイシーはわずか1年で、一方的にルイスから結婚生活を打ち切られた。彼が去ったあとに気づいたお腹の娘が心のよりどころで、愛のすべてだった。19年の時が経ち、レイシーは難病の支援活動で彼と再会する。ずたずたに傷つけられたルイスの声…なのに聞くだけで、まるで時間が巻き戻ったかのように、彼の匂いも肌の感触も生々しく蘇ってしまう。娘に気がつくと、彼は「僕の子でないことを願っていた」と苦々しくつぶやく。彼は一生言うつもりのなかった秘密を告白し――。
レビュー1
5/52024/01/12 めろぽん
白井幸子先生の最高傑作だと思います!結婚後に難病だと知らされ、愛しているからこそ離婚する。むずかしい心理描写と2人の大人っぷりがすばらしい。何度も感動して、気づくと泣いてます。