内容紹介
「奥さまの中にある幸せを――私が呼ぶのだ」 嗅覚博士の夫妻と召使いロボが住む小さな星に起きた事件ー表題作「君の薫る星」 そのほか、腹に魚が住み着いた男の行く末ー「金魚鉢症候群」 病として扱われる現代の吸血鬼男子の生活ー「現代吸血鬼観察録」 中年教授3人組に花を売る少女の顛末ー「ガーベラの教室」 カエルの呪いが中途半端に解けた王子ー「カエル王子におはよう」……などなど。ファンタジー、SFから現代劇まで、バラエティ豊かな2~31pの短編12本を収録。
レビュー5
5/52024/10/08 ねるねるねるね
最終話以外は無料で読めたけど、最終話が読みたい&世界観に惹かれて購入しました。 結果、買って良かったです! 時折読み返したくなる話ばかりでした。
5/52023/09/11 さまんさ
好き。永田ワールド超好き。最初あたりの短編はただただ心躍って、最後の短編は胸にくるものがあって、泣きそう。間に挟まった超短編は、思いつきといいユーモアといい、楽しい! 現役医師、と知って「なるほどなー」と思える、ほんのり漂う知性が魅力的なお話ばかり。幕の内弁当みたいな一冊でした。