内容紹介
「奪い、奪われることのない“くに”を作る」。それは盗賊の少年が思い描くには、あまりに壮大で矛盾した夢だった。時は戦国初期。繰り返される戦に、民は傷つき、飢え、苦しんでいた。両親を失った孤児・九兵衛は、奴隷として売られるところを、野盗団の棟梁・多聞丸に救われる。乱世で成り上がり、大名を目指すという野望を語る多聞丸に、九兵衛は魂の鼓動を感じた―――。歴史小説の傑作『じんかん』から生まれた、新たな戦国英雄譚! 鏡山城陥落に貢献し、三好元長から「松永久秀」の名を賜った九兵衛は、友と誓った夢に向かって大きな一歩を踏み出した。激化する戦乱で修羅の道を征くことを決めた九兵衛は、かつて野盗団を壊滅させた宿敵・坊谷と桂川で邂逅する。全ては己の「義」に従うため、戦なき理想の“くに”をつくるため──!! 戦国の梟雄・松永弾正久秀は新たな仲間“堺衆”とともに夢への戦を始める――!!
レビュー6
5/52022/02/02 名無し
面白いのに終わるとは。。。週刊誌の厳しさやね。
5/52021/09/27 あいへい
もったいねー 知るのが遅かったがこれは打ち切るべきでは無かったわ