内容紹介
私はヒトを、二度とガッカリさせないって決めてたんだ。/人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の日本。女性の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と恒星、果てはブラックホールまでもが続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。惑星達に接触した人間、S沢と及川は居住区の外側に何があるかを探るべく、茫漠とした地表をあてもなく突き進んでいく。地表に嵐が吹きすさぶ理由、人が外に出ていくことを拒むかのような武器群、そして、その先の地表にヒトやモノはあるのか。同時に、冥王星がもたらした「人間とは何か?」という問いへの解答には、タイムリミットが迫っていた。
レビュー
まだレビューはありません