内容紹介
『芋くさ令嬢』と呼ばれ、王女の命令でナゼルバートと結婚することとなったアニエス。神官長の起こした騒動も解決し、結婚式も挙げた二人は今まで以上に幸せな日々を過ごしていた。そんな中、アニエスは領主夫人として周囲の役に立ちたいと苦手な『社交』への挑戦を決意! 早速、王都で開かれる王妃ラトリーチェのお茶会に参加するが、経験不足からうまく立ち回れず『芋くさ令嬢』だと馬鹿にされる始末。不甲斐ない気持ちを抱え、会場を去ることに……。さらに、落ち込むアニエスの前に一人の女性記者が現れる。記者は不躾な質問ばかり投げかけ、ついにはアニエスの不貞まで疑ってくる。その様子に驚きつつも疑惑を否定し、記者を振り切るアニエス。しかし、翌日には「アニエスが浮気している」という新聞が出回っていた! でたらめだが記事は広がり、スートレナで待つナゼルバートのもとにも届く。すると彼はアニエスを連れ戻すため動き始めて――?
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