内容紹介
駐車場の片隅で産まれた一匹の黒猫。兄弟と違って、毛足が長く、まるでモップみたい。臆病な性格から、いつも行動に遅れ気味で、母猫のオッパイにもありつけない。そんなある日、突然に母猫を失い、兄弟はバラバラに……天涯孤独となった黒猫は、必死に闘い、食べ物を探し、必死に生き抜こうとしていた。腹を空かせて彷徨っていたとき、独り暮らしのばあちゃんが住む家に迷い込んだ。そのばあちゃんは、夫を失い、生きる希望を失いかけていたけれど、庭先に訪れた野良猫に、嫌いな弁当のおかずをくれたのだ。人間に対して不信感しかなかった野良猫にとって、生きるすべを得るとともに、はじめて「ヒトの温かさ」をしることに……。でもそれは、ばあちゃんにとっても「かけがえのない生きる希望」となっていく。いつまでも続くと思われた幸せな日々だったが――。電子限定《20P小冊子》おまけ付き!!
レビュー5
5/52024/09/03 さめはだ
思い切って買ってよかったです。読めば読むほど、深くて優しいお話。 モンジャの表情ひとつひとつが愛おしいです。 おまけ漫画もサイコー!
5/52024/05/12 うへぇ
猫飼いなのでおばあちゃんが入院中のソワソワしている感じよくわかります。最後、モンジャが見つかって良かったです。