内容紹介
春を待つ北海道の大地で、月明かりの下に一頭の白い狼が姿を現した。その吸い込まれるような蒼い眼を見つめたときから、尾関亜湖の数奇な運命が動き始めた。通いはじめたばかりの聖蘭学園に、この世の覇権を狙う妖魔の影が……。彼らは闇の女王・修羅を指導者と仰ぐ邪悪なものども…魔族! 対するは神の力を受け継ぎ人間界を守護してきた北神一族。そのリーダー・北神清竜は亜湖の父親だった。戦いの力を持つ少年・飛竜は死闘の末に魔族の尖兵を討ち果たすが、次に敵が仕掛けてきたのは北神族の本拠地を直接叩く奇襲攻撃。幾多の命を飲み込んで、戦いはついに最終局面へ……。東京で政財界の要人や亜湖の家族を襲う忌まわしき妖怪。窮地を打破すべく清竜は秘匿していた力を解き放とうとするが、それは自らの消滅を意味していた。心の支えを失った亜湖と飛竜は、修羅の軍勢に引導を渡せるのか!? 超自然の激闘、勝敗が決するシリーズ最終巻(全2巻)!
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