アパートのお隣りに引っ越してきた女性は、ありさ達のちょっとした騒音にも《壁ドン》をしてくる。越してきてからというもの、日々、コソコソとマナーを守り生活をするようになっていた。そんなある日、アパートの前で酔いつぶれるお隣りの女性を発見する。そのままにもできず部屋まで届ける二人は、荒んだ部屋に飾られた女の子の写真を目にする。その女性・安田は娘を捨て、男と共に逃げ出した過去があった。安田に自分の母親と同じにおいを感じた和也は、あえて何も聞かず普通に接していたが、そこへ安田の捨てた娘がやって来る。安田は子どもなんかいないと突っぱね、娘は泣きながら走り去った。その後を追いかけるありさ。そして和也は安田に語りかけるのだった……。さらに和也と夕香、ありさとの最後の日までを描いた《過去編》も収録！　これは日々、家事に子育てに奮闘し、過去に悩み乗り越えながら、少しずつ成長していくある家族の物語、最終巻（全８巻）!!